研究課題
「内蔵脂肪症候群による遺伝子不安定性の存在」を明らかにする事を最終目的に二つの検討を行う。第一の検討では内蔵脂肪症候群と健常群の遺伝子不安定性を比較する。第二の検討では内蔵脂肪症候群を有する参加者における正常血糖状態と高血糖状態での遺伝子不安定性を司る遺伝子群の発現量を比較する。本研究により、生理的な内蔵脂肪の量的および質的多型性への理解が深まるだけでなく、内蔵脂肪症候群が遺伝子不安定性を介して、広く遺伝子関連病態へ影響を与えている事を説明する新しい基礎的知見を得る事が出来る。対象者と説明された同意。対象はダイエット外来を受診し、研究に同意の得られた肥満状態の受診者。同意は過不足なく説明された上で書面にて研究への協力を確認する。生体資料の採取と遺伝子の精製と厳重な保管がおこなわれた。 研究参加への意思が確認された対象者は経口糖負荷試験等の採血を必要とする診療行為の際に新たな侵襲を伴わずに血液が採取される。血清試料:血清試料用血液検体は血液凝固促進剤による血液凝固が完全に完了する、最低でも室温30分間経過後に遠心分離によって血清が上清として分離された。得られた血清試料は速やかに深低温下に保管される。血漿試料:血漿試料用血液検体は抗血液凝固剤の存在下で成功的な転倒混和が行われた後に可及的速やかに遠心分離によって血漿が上清として分離される。得られた血漿試料は速やかに深低温化に保管される遺伝子試料:遺伝子試料用血液検体からは末梢血単核球細胞の崩壊を回避する保存環境下で自動遺伝子分離精製機械を用いて純度の高い遺伝子が分離された。可及的速やかに個人が容易に特定できない様に匿名化された。精製後の遺伝子は遺伝子分解酵素の働きを阻害する1mM EDTA含有10mMトリス緩衝溶液を用いて適正な酸塩基状態に保たれた溶媒に再融解された状態で深低温下に保管された。
2: おおむね順調に進展している
おおむね計画通りに進行している
研究計画に沿って研究を進める。
研究同意者の参加人数により小額の次年度使用消耗品費が発生した。
研究計画の通りに遂行する。
すべて 2015 2014 その他
すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 14件、 謝辞記載あり 14件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
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