出生体重1000g未満の早産児においては、ADHD(注意欠陥・多動性障害)が25%、知的障害を伴わないPDD(広汎性発達障害)が7%、LD(学習障害)が20%という発達障害の高い発症率が報告されている。本研究では、ADHDハイリスク群と予想される出生体重1500g未満の早産児を対象に、体動計システムを用いて1歳半における活動・睡眠を評価することにより、対象児の多動性、及び睡眠障害の状態を明らかにする。本研究により、発達障害の診断が可能となる3歳以前にADHDハイリスク群の特定が可能となり、早期療育トレーニングや母親への支援に結びつけることが可能となる。
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