本研究では、イネStowawayファミリー転移因子・Pyongの再活性化を試みた。日本晴を含む温帯ジャポニカ品種には、Pyongは存在せず、染色体5および10を除く全ての染色体にPyongと高い相同性を示す23のPyong様因子が座乗することが明らかになった。しかし、これらは、DNA脱メチル化処理やガンマ線照射では再活性化しなかった。バイオインフォマティクス解析によって、トウモロコシから推定自律性因子Zm-aPyong (Zea mays active Pyong, 3084bp)を同定した。これらの成果によって、StowawayファミリーMITEの転移を解析することが可能になった。
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