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2014 年度 実施状況報告書

花の香気成分の代謝・分解機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26660029
研究機関独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

大久保 直美  独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 花き研究所企画管理室, 研究調整役 (90343962)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードペチュニア / 香気成分 / メタボローム解析
研究実績の概要

本研究では、ペチュニア野生種の一つであり夜香性のPetunia axillarisをを用いて、香気成分の代謝あるいは分解産物の構造を明らかにすることを目的としている。本年度は、ペチュニア花弁のメタボローム解析を行って、昼間増える化合物の網羅的な検出を行った。
ペチュニアを12時間日長(6-18時明/18-6時暗)、25℃一定のインキュベータ中に置き、昼12時、夜0時の2点で花弁のサンプリングを行った。花弁サンプルについて、LC-Orbitrap-MSによるメタボローム解析を行い、7371種類の化合物ピークを得た。そのうち昼間のみに出現する化合物は90種類であった。ペチュニアの香気成分は芳香族化合物であることから、その代謝過程はは芳香環の修飾が考えられ、得られたピークの分子量の情報と合わせ、現在候補化合物を絞り込んでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

メタボローム解析測定が終了したのが1月末であったため、年度末には候補化合物の絞り込み中であった。分析法等若干遅れている。

今後の研究の推進方策

ペチュニアの香気成分分解に関わる候補化合物の絞り込みを行い、分析法を確立する。香気成分の重水素標識化合物を作成し、投与実験を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究を効率的に進めた結果、主に人件費の圧縮により生じた残額である。

次年度使用額の使用計画

本課題の推進のため、研究計画通り使用する。次年度使用額57,971円は研究費を効率的に使用して生じた残額であり、次年度に請求する研究費と合わせ効率的に使用する。

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公開日: 2016-05-27  

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