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2016 年度 実施状況報告書

花の香気成分の代謝・分解機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 26660029
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

大久保 直美  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門 花き生産流通研究領域, ユニット長 (90343962)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードペチュニア / 香気成分 / メタボローム解析
研究実績の概要

本研究では、ペチュニアの野生種の一つであり、夜香性の Petunia axillaris (アキシラリス)を用いて、香気成分の代謝あるいは分解産物の構造を明らかにすることを目的としている。本年度は、昨年度の成果である新規な香りを持つ青色ペチュニア品種の香気成分の解析結果を論文化し投稿した。
香気成分の重水素標識化合物を作成し、アキシラリスへの投与実験、および代謝産物の候補化合物の絞り込みを行い、アキシラリスから抽出し、NMR解析を行う予定であったが、材料が得られなかったため、研究期間を延長し、平成29年度に平成28年度分の研究を進める。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究所においてペチュニア組換え体が一般温室にて栽培されていた件が発覚し、平成28年3月~7月まで野生種を含めたペチュニアを栽培することができなかった。さらに実験可能となった7月以降、開花ペチュニアを得るためにさらに3ヶ月を要したため、平成28年度中に実験に必要な材料が得られなかった。そのため、当初の計画から大幅に遅れてしまったことから、平成29年度まで研究期間を延長した。

今後の研究の推進方策

香気成分の重水素標識化合物を作成し、投与実験を行う。並行してペチュニア野生種および青色品種より分解産物候補化合物を抽出し、NMR分析により構造決定を行う。

次年度使用額が生じた理由

ペチュニア組換え体が一般温室で栽培されていた件が発覚したため、平成28年度夏までペチュニアが栽培できなかった。実験に使えるまでペチュニアの栽培が回復したのは秋以降であったため、研究が大幅に遅れ、当初予定していた実験用試薬等は購入しなかった。

次年度使用額の使用計画

研究期間を平成29年度まで延長したので、残額は、昨年度予定していた分析試薬類、重水素標識化合物の購入に使用する。

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公開日: 2018-01-16  

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