研究成果の概要 |
植物病原細菌Pseudmonas syringaeには45前後の走化性センサータンパク質(mcp)遺伝子が存在しており、多くの化合物に対して走化性応答を示す可能性が高い。まず、高い運動能を有するP. s. pv. tabaci 6605がカイネチンなど10の化合物に対し正の走化性を示すことを明らかにした。次に植物病原性Pseudomonadに特有な27mcp遺伝子について、各欠損変異株を作出したところ、mcp4, mcp15b, mcp24の欠損変異株ではカイネチンに対する応答性が低下した。これらの遺伝子のコードするMCPはカイネチンに対するセンサータンパク質である可能性が示唆された。
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