トマト黄化葉巻病はトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)による病気で、トマト栽培に大きな被害を与えている。ウイルス病であるため、一度感染してしまうと治療することはほぼ不可能である。しかし、高温時にまれに罹病植物から病徴のない葉が出る現象(リカバリー)が見られる。そこで、この現象を人工的に促進することが出来れば新たな防除法となるかもしれない。そこで、本研究では生育温度を高温にすることでリカバリーを引き起こすことが出来るのか検討したところ、30℃において、約半数の植物がリカバリーを起こした。また、リカバリーを起こしてもウイルスがいなくなるわけではないことが確認された。
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