研究課題
挑戦的萌芽研究
イネいもち病菌分生子がトマト葉上に付着、発芽、付着器を形成する条件を見出した。高深度LED-UV照射で99.9%以上致死となる条件を確立、いもち病菌の変異誘導を行ったが、非あるいは弱病原性変異株は取得できなかった。トマト萎凋病菌の分泌型非病原力遺伝子SIX4の常時発現形質転換ベクターを作成、これを用いて、いもち病菌を形質転換、SIX4導入株を取得した。SIX4導入イネいもち病菌の前処理によってトマト萎凋病の発病が有意に抑制されることを見出した。これは、いもち病菌が「バイオマイクロシリンジ」として使用できる可能性を示したものである。
植物病理学