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酸素発生型光合成生物のクロロフィル生合成系では、光によって触媒作用を駆動する酵素光依存性プロトクロロフィリド還元酵素（LPOR）が作動している。LPORは、短鎖デヒドロゲナーゼファミリーに属する酵素であり、本ファミリーの共通構造に加えて光で作動する機能の基盤となる固有のループ構造を有する。本研究では、このループ構造を除去した変異LPORから、合成セミランダムDNAから新たなLPORの再創出を試みたが、現時点で新たなLPORを得るところには至っていない。合成セミランダムDNAに2塩基程度の誤差があること、親株に強光耐性を有する細胞集団が含まれていることが、主な技術的ハードルとなることがわかった。
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