in vivoにおける肥満脂肪組織へのマクロファージの浸潤に関連して発現上昇する因子群の中からserum amyloid A3(saa3)遺伝子を単離した。saa3遺伝子のプロモーター領域にluciferase遺伝子を連結したキメラ遺伝子を導入したトランスジェニック(Tg)マウスを作出した。食事誘導性の肥満を誘導した際のin vivoイメージング解析を行った結果、高脂肪食を摂取させたTgマウスにおいて脂肪組織に相当する領域に化学発光を認め、脂肪組織の慢性炎症を反映していると考えられた。同Tgマウスは慢性炎症を抑制する食品素材を評価する非侵襲モデルとして利用可能であると考えられた。
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