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2015 年度 研究成果報告書

乾燥による葉の厚さの増加は葉脈道管の水切れ耐性に寄与するか?

研究課題

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研究課題/領域番号 26660125
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 森林科学
研究機関京都大学

研究代表者

石田 厚  京都大学, 生態学研究センター, 教授 (60343787)

研究分担者 佐野 雄三  北海道大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (90226043)
研究協力者 才木 真太朗  
吉村 健一  
矢崎 健一  
中野 隆志  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード乾燥耐性 / 小笠原 / 道管 / 壁孔壁 / キャビテーション耐性 / 水ポテンシャル / 通水性 / 葉厚
研究成果の概要

小笠原のテリハハマボウの陽葉では、乾燥勾配に沿って葉厚の増加は見られたが、葉身道管の切れやすさには変化はなかった。このことは葉厚が直接、道管と関連するという仮説を否定した。従って乾燥地での葉厚の増加は、水のキャパシタンスを増加させ、一時的に急激に起こる葉の脱水に対しても、葉のぼう圧や含水量を維持する意義の方が大きいと考えられた。また小笠原の乾燥尾根部に生育する樹木の枝の道管に関しては、通水要素間の壁孔壁の小孔サイズが小さくなっており、乾燥適応して進化してきていた。一般に組織構造は種保存的と考えられているが、壁孔構造とが進化し、道管の水を切れにくくし乾燥に適応している様子がわかってきた。

自由記述の分野

樹木生理生態

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公開日: 2017-05-10  

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