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2014 年度 実施状況報告書

近赤外反射分光法による森林土壌の土壌型判定法と土壌炭素濃度推定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26660132
研究機関独立行政法人森林総合研究所

研究代表者

石塚 成宏  独立行政法人森林総合研究所, 立地環境研究領域, 室長 (30353577)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード近赤外分光分析 / ケモメトリックス / 土壌型 / 土壌炭素
研究実績の概要

全国から収集された3万5千点あまりのサンプルから、土壌型が判定されかつ土壌炭素濃度が明らかな800地点・2500個程度の土壌サンプルを抽出し、近赤外反射分光法に適用できるように整理した。これらのうち、粒径が粗いものについてはめのう乳鉢による粉砕処理を行い、粒径を統一した。サンプルは反射スペクトルを採取するためにガラスビンに移した。これらのサンプルについて近赤外反射スペクトルの採取を開始した。また、ケモメトリックス解析用ソフトを購入し、データセットのフォーマットを確認するとともに、使用方法を習得した。今回使用する土壌サンプルのデータベースに炭素濃度データと土壌型データを結合し、解析の事前準備を完了した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定していたサンプルの整理とスペクトル採取のための準備、データ解析ソフトの使用方法およびデータセットの準備が完了し、スペクトル採取に取りかかることができた。このため概ね順調に進展していると言える。

今後の研究の推進方策

近赤外反射スペクトルの採取を完了し、ケモメトリックスによる統計解析をおこなう。これにより、土壌型を従属変数とした判別アルゴリズムと土壌炭素濃度を従属変数とした回帰モデルを作成する。土壌炭素濃度に関しては、異常値等が発見された場合には再測定を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

年度末に見込んでいた近赤外反射分光分析装置の修理費用が、業者側の都合によりかからなかったことから、予定していた金額が余った。

次年度使用額の使用計画

近赤外反射分光分析装置の状態はあまり良くなく、メンテナンスを含めた修理が必要な状況と考えられるため、繰り越した金額については修理・メンテナンス費用に充てる予定である。

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公開日: 2016-05-27  

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