霊芝はマンネンタケ科のキノコで、一般的に万年茸(マンネンタケ)と呼ばれている。霊芝から特徴的な成分としてさまざまな多糖類やトリテルペノイドが単離されている。霊芝に含有されるトリテルペノイド類の、特に活性成分の一つとして見いだされたganoderic acid DMは高い抗男性ホルモン活性ならびに破骨細胞分化抑制活性を示した。本化合物の標的生体分子を明らかにすることにより、メカニズム解明の切り口とすべく、本化合物を結合させたナノ磁性ビーズを用いて、標的タンパク質の探索を行い、β-tublinと特異的に相互作用することを見いだした。
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