研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,小型浮魚類のマイワシ,マアジ,マサバの3種のホルマリン固定卵巣標本を対象として,短期間で容易に卵を透明化する方法を開発するとともに,核移動期卵を対象にしたバッチ産卵数算定法を確立することを目的とする。3種海産魚のホルマリン固定卵巣標本を、フルクトースを主成分としたSeeDB液で処理することにより、簡便に透明化する最適条件を明らかにした。さらにマアジ卵巣を標本として、透明化した核移動期卵を計測することにより、吸水卵を用いることなしにバッチ産卵数を算定できた。
魚類生理学