研究課題
挑戦的萌芽研究
ニホンウナギの産卵海域である西マリアナ海嶺のにおい成分を記憶していて、ウナギが戻ってくるための頼りにしているとの仮説のもと、におい成分の候補としてアミノ酸を分析した。採水した地点・深度・時間による差が大きい一方で、分担者がこれまで分析してきた日本沿岸海水や河川水に比べて明らかに異なるパターンを示した。その濃度はウナギが感知するのに十分であった。アミノ酸以外の低分子を網羅的に分析したところある程度の特徴が見出された。さらに、実験室における産卵時における海水の化学成分も調べた。
水産化学