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2016 年度 研究成果報告書

ATPを分解しないミオシンの機能と存在意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 26660166
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 水圏生命科学
研究機関北海道大学

研究代表者

井上 晶  北海道大学, 水産科学研究院, 准教授 (70396307)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード褐藻類 / モータータンパク質 / ミオシン / アクチン
研究成果の概要

褐藻類マコンブのプロトプラスト細胞に見出されたタンパク質であるSjMLPの一次構造は、他種ミオシンと高い相同性を示すが、コンバーター領域以後が欠損している特徴をもつ。SjMLPは、ATPの有無に関わらずアクチンと結合したが、ATPが存在する場合にはアクチンを束化した。また、SjMLPはプロトプラストに特異的に発現し、プロトプラスト化処理前の藻体には、SjMLPのC末端部が伸長した典型的なミオシン構造をもつタンパク質が発現することが示唆された。自然界でマコンブが生息する環境は、種々の要因により浸透圧が変動するが、SjMLPは細胞強度を高めて、そのような変化に適応するために存在すると考えられた。

自由記述の分野

海洋細胞生物学

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公開日: 2018-03-22  

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