熟成期間の異なる39銘柄の泡盛を供試した. これらの試料をアルコール濃度10%に希釈し、近赤外分光スペクトル、赤外分光スペクトルおよび蛍光指紋計測に供試した。その結果、蛍光指紋を用いた場合に新酒・古酒の識別が最も精度良く行えることがわかった。また、同一試料をSPME-GCxGC-TOFMS分析に供試して得られた成分ピークデータに対して多変量解析を適用し、熟成中に変化する6つの揮発性成分を同定することができた。同様の手法をナチュラルチーズの熟度推定に適用したところ、蛍光指紋により熟成期間を精度良く推定できること、また脂質酸化物やメイラード化合物の変化が蛍光指紋に反映されていることが示唆された。
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