研究課題
挑戦的萌芽研究
肉用牛生産では、飼料費は総生産費の大きな割合を占めることから、飼料利用性は重要な経済形質であり、その遺伝的構造の解明は遺伝的改良を図る上で有用である。本研究では、黒毛和種直接検定牛の飼料利用性に関する量的形質を対象に、ゲノムワイド関連解析の結果に対して関連重み行列アプローチを適用し、SNP効果の推定値間の相関に基づいて遺伝子ネットワークを構築することにより、飼料利用性の遺伝的構造に関する生物学的知識を得た。また、この知識を利用して、ゲノミック評価と遺伝分散の推定を行った。
動物遺伝育種学