ラット中脳由来神経細胞株CSM14.1は分化依存的に日本脳炎ウイルス(JEV)感受性の低下を示す。分化状態によって発現が変動する遺伝子群をマイクロアレイ法にて解析し、これらのうちから神経細胞のウイルス感受性に関与する未知の宿主遺伝子を同定する目的で、未分化CSM14.1細胞での発現が分化CSM14.1に比較して高い遺伝子群より2個、分化CSM14.1細胞での発現が未分化CSM14.1細胞に比較して高い遺伝子群より2個の遺伝子を選別した。これら遺伝子を未分化CSM14.1細胞に過剰発現させ、JEV感受性の変動を解析した。
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