研究課題
[全体構想] マダニの遺伝子機能の解析ではRNA干渉法による遺伝子破壊が用いられてきたが、ノックアウトの技術は導入されていない。そこで、申請者らは人工ヌクレアーゼに着目し、マダニの標的遺伝子ノックアウト技術の確立を試みることが本研究の主要目的である。[今まで得られた研究成果]平成27年度に同定したアクチンやフェリチンプロモ-ターを用いてルシフェラーゼ活性を調べたが、マダニやマダニ細胞で活性は低かった。しかし、PGKプロモーターを用いてマダニ細胞でのルシフェラーゼ活性を調べたところ、活性は高かった。以上の結果から、PGKプロモーターを利用して外来遺伝子を組み込めば、マダニ体内に外来遺伝子を導入できる可能性が示唆された。
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