平成26年度は、メチローマウス由来のES細胞や初期胚の解析を進めることで、細胞分化にともなって核内のDNAメチル化の強度やヘテロクロマチンパターンのパターンに大きな変化が生じることを定量的に証明し、Stem Cell Reports誌で発表することができた。27年度は、それまでに確立した長時間高精細ライブセルイメージング技術を応用・改良し、単一ES細胞からコロニー形成に至るまで細胞が増殖してゆく過程、ES細胞からエピブラスト幹細胞が、エピブラスト幹細胞から始原生殖様細胞が誘導されてくる過程の核内メチル化DNAの変動を定量化するために、各種培養やイメージング条件の設定を行った。
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