抗ウイルス遺伝子として知られるMx1遺伝子は、一般の実験動物マウスでは偽遺伝子とされ機能は無いとされてきた。申請者は、偽遺伝子とされるMx1の発現が性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)によって刺激されること、インターフェロンも同様に不完全なMx1遺伝子発現を促進することを発見した。本研究では、新規バリアントの機能解析を目指した。新規バリアントは新規オープンリーディングフレームを持つことを明らかにし、配列を登録した(DDBJ: LC021361)。新規配列に対するペプチド抗体を作製した。更にMx1ノックアウトマウスを作製した。
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