研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、マウスとブタの胚盤胞を用いて、凍結乾燥保存を試みた。マウス胚盤胞を用いた検討では、トレハロース添加溶液を用い元に戻す時に多量の等張液を用いることで、凍結乾燥後の胚盤胞の状態が改善されることがわかった。ブタ胚盤胞ではトレハロース添加区を含めいずれの検討区においても、凍結乾燥後、元に戻しても胚盤胞の形態は回復しなかった。以上の結果から、マウス胚盤胞では凍結乾燥保存できる可能性が示され、ブタではより工夫が必要であることが示された。
動物発生工学