緑道(自転車・歩行者専用路)の計画方法を検討する目的で研究を行った。日本・欧州・アジア諸国で緑道整備事例を収集・分析した。欧州諸国では、自転車・歩行者専用路の系統的整備が進められ、生態的回廊と緑道を重ねている事例も多く見られた。国内では、緑道は大都市に偏在し、中小都市や農村部では整備が進んでいなかった。国内で系統的整備が行われていたのはニュータウン及び湾岸住宅地のみであった。既成市街地では主に河川敷、河川埋立地、鉄道跡地に整備されていた。幅員構成は、通行帯は最大で10m程度であり、総幅員が広くなるほど緑地帯の幅員が広くとられていた。
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