PTD (Protein transduction domain) としてはtrans-activator of transcription (TAT)を融合させ、さらに間葉系幹細胞膜に発現している接着因子インテグリンα5β1に結合するArg-Gly-Asp(RGD)を2個N末端に付与した (RGD)2-TAT-Pin1を作成した。Pin1の機能評価は、Pin1-/-;p53-/-マウスより構築した脂肪由来間葉系幹細胞(Pin1-KO ASC)株を使用した。(RGD)2-TAT-Pin1によるASCの脂肪細胞への分化能は高まった。骨、軟骨への分化能について現在検討中である。
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