研究課題
挑戦的萌芽研究
グルコースに応答する人工素子を化学合成して電極表面に固定化することにより、酵素を用いない非酵素型グルコースセンサーの開発を行った。人工素子は、グルコースに結合するフェニルボロン酸部位および電気化学活性なフェロセン部位を同一分子中に集積化した。この化合物を金電極表面に固定化して、非酵素型グルコースセンサーとした。このセンサーは、pH7.0-9.0の水溶液中で1-20ミリモル程度のグルコースに対して濃度に依存した電流応答を示し、血糖値測定に応用可能であることが明らかになった。
バイオセンサー