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2015 年度 実績報告書

ヒト細胞において超高効率標的遺伝子破壊を可能にする遺伝子の網羅的探索とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 26670031
研究機関横浜市立大学

研究代表者

足立 典隆  横浜市立大学, 生命ナノシステム科学研究科(八景キャンパス), 教授 (30264675)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワードゲノム改変 / ジーンターゲティング / Nalm-6
研究実績の概要

本研究では、標的遺伝子破壊(ジーンターゲティング)効率を制御するヒト細胞中の因子をハイスループットに探索・解析するとともに、得られた成果を普遍的なゲノム改変技術に応用していくことを目標として研究を行った。最も重要な成果はシチジンデアミナーゼの一つであるAPOBEC3Gの機能の一端を明らかにしたことである。すなわち、非相同末端連結(NHEJ)が働かなくなった細胞株においてAPOBEC3G遺伝子を破壊すると、ゲノム上での相同組換え頻度が上昇するだけでなく、標的遺伝子破壊効率が著しく上昇することが明らかとなった。一方、遺伝子導入条件についてもさまざまな検討を加い、人工ヌクレアーゼを使用することなく、ヒトiPS細胞においてパーセントオーダーで標的遺伝子破壊を行うことが可能になった。以上の成果は、ヒト細胞において効率的にゲノム改変を行うための簡便な手法の確立に直結する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件)

  • [雑誌論文] Advances in the development of gene-targeting vectors to increase the efficiency of genetic modification.2016

    • 著者名/発表者名
      Saito S, Adachi N.
    • 雑誌名

      J. Hum. Genet.

      巻: 39 ページ: 25-32

    • DOI

      doi: 10.1248/bpb.b15-00701.

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] Construction and applications of exon-trapping gene-targeting vectors with a novel strategy for negative selection.2015

    • 著者名/発表者名
      Saito S, Ura K, Kodama M, Adachi N.
    • 雑誌名

      BMC Res. Notes

      巻: 8 ページ: 278

    • DOI

      doi: 10.1186/s13104-015-1241-6.

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2017-01-06  

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