コンドロイチン硫酸鎖は、コアタンパク質に共有結合し、コンドロイチン硫酸プロテオグリカンとしてあらゆる組織の細胞表面や細胞外マトリックスに存在する。コンドロイチン硫酸プロテオグリカンは、細胞増殖や分化、形態形成をはじめとする様々な生命現象を司ることが報告されているが、その機能の多くは、糖鎖部分であるコンドロイチン硫酸鎖の性質に依存することが知られている。以前我々は、コンドロイチン硫酸鎖の欠損胚は多核割球が形成され致死に至ることを報告した。本研究から、加齢によるコンドロイチン硫酸鎖の減少が卵胞の成熟に対し抑制的に働く可能性を見出した。
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