新規シアリダーゼプローブを利用したウイルス感染の蛍光イメージング法の開発

2014 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 26670064
• 研究機関: 静岡県立大学
• 研究代表者: 高橋 忠伸 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (20405145)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2016-03-31
• キーワード: シアリダーゼ / 蛍光イメージング / 蛍光染色 / 検出剤 / インフルエンザウイルス / センダイウイルス / ニューキャッスル病ウイルス / シアル酸

研究実績の概要

インフルエンザウイルスや一部のパラインフルエンザウイルスはシアリダーゼと呼ばれる酵素活性を持つ。感染細胞ではこのシアリダーゼが高発現する。ベンゾチアゾリルフェノール誘導体（BTP）は、紫外線照射により官能基の種類や位置の違いで様々な波長の蛍光を示す、不溶性結晶固体である。BTPにシアル酸（Neu5Ac）を付加したBTP-Neu5Acは、シアリダーゼと反応して酵素の存在部位にBTPを沈着させることにより、シアリダーゼの局所蛍光イメージングを可能にするものと予想される。本研究は、上記のウイルス感染部位または感染細胞内のシアリダーゼ活性を、組織の固定化や抗ウイルス抗体を必要とせず、BTP-Neu5Acを添加するのみの極めて簡便な方法で、短時間で高感度に蛍光イメージングを可能にする画期的技術を確立することが目的である。
BTP誘導体の一つであるBTP3にNeu5Acを結合させたBTP3-Neu5Acを使用して、シアリダーゼを有するウイルスである、ヒト呼吸器ウイルスのインフルエンザA型・B型ウイルス、げっ歯類病原ウイルスのセンダイウイルス、鳥類病原ウイルスのニューキャッスル病ウイルスの感染細胞の緑色蛍光化に成功した。BTP3-Neu5Acによる感染細胞の蛍光染色は10分間程度で可能であった。これらのウイルスをタンパク質吸着膜上にブロットし、BTP3-Neu5Acを反応させると、ウイルスを吸着させた領域が蛍光染色された。固定化の必要がないため、プラーク状に蛍光化した感染細胞の集団から直接、ウイルス株の分離にも成功した。インフルエンザウイルスにおいては、ウイルスのA型・B型、亜型、宿主に関係なく、蛍光化が可能であった。インフルエンザウイルスやセンダイウイルスを経鼻感染させたマウスの肺組織の感染部位もBTP3-Neu5Acにより蛍光染色できた。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の最大の目的であるシアリダーゼ活性の蛍光染色剤の開発は達成できた。本研究で開発したBTP3-Neu5Acは、シアリダーゼを持つウイルス感染細胞の蛍光染色において当初の予想以上に迅速で高感度であった。さらに、BTP3-Neu5Acはウイルス種における認識性に大きな差はなく、幅広いウイルスシアリダーゼに反応可能と示唆される。現在までに、インフルエンザA型・B型ウイルス、センダイウイルス、ニューキャッスル病ウイルスのシアリダーゼ活性の蛍光染色を報告した。さらに感染細胞の染色以外に、膜上に吸着させたウイルスの染色、感染動物の感染部位の染色も可能であることを示した。
シアリダーゼ蛍光染色剤の開発と3種のウイルス検出の実証に至り、本研究はおおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

シアリダーゼを持つウイルスは、本研究でBTP3-Neu5Acによる検出を実証したインフルエンザA型・B型ウイルス、センダイウイルス、ニューキャッスル病ウイルスの他に、ヒト呼吸器病原ウイルスのヒトパラインフルエンザウイルス、おたふく風邪の原因のムンプスウイルスがある。BTP3-Neu5Acが、ヒトパラインフルエンザウイルスやムンプスウイルスの検出が可能であるのか実証する。また、これらのウイルスは感染した細胞の種類やウイルス株によってはウイルス株の分離が困難な場合がある。BTP3-Neu5Acによる感染細胞の蛍光染色や、さらに感染細胞からのウイルス株の分離を試みる。
BTP3-Neu5Acによるインフルエンザウイルス検出の有用性が判明したことから、衛生検査機関と協力してインフルエンザウイルス検査における効率的なウイルス感染細胞の検出およびウイルス培養への応用をめざす。
BTP3-Neu5Acの構造改良によるシアリダーゼ染色の高感度化や蛍光染色の高精度化をめざす。そして、ウイルス感染細胞内のシアリダーゼ活性の蛍光イメージング技術の開発及び向上をめざす。

備考

研究代表者の受賞：日本糖質学会　平成26年度　奨励賞、（公財）長寿科学振興財団　平成26年度　長寿科学賞、東京バイオマーカー・イノベーション技術研究組合　第3回TOBIRA奨励賞、静岡県立大学（第一回）学長表彰
研究協力者（大学院生）の受賞：糖鎖科学中部拠点2014年度奨励賞、第19回静岡健康・長寿学術フォーラムポスター賞、第13回次世代を担う若手ファーマ・バイオフォーラム2014優秀発表賞

研究成果

• [雑誌論文] Amino acid substitutions contributing to α2,6-sialic acid linkage binding specificity of human parainfluenza virus type 3 hemagglutinin-neuraminidase. (2015)
  • 著者名/発表者名: Keijo Fukushima*, Tadanobu Takahashi* (*they contributed equally as first authors), Hiroo Ueyama, Masahiro Takaguchi, Seigo Ito, Kenta Oishi, Akira Minami, Erika Ishitsubo, Hiroaki Tokiwa, Toru Takimoto, Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: FEBS Lett. 巻: in press. ページ: in press.
  • DOI: 10.1016/j.febslet.2015.03.036
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Recombinant IgA specific for influenza A virus hemagglutinin: production, functional analysis and formation of secretory IgA. (2015)
  • 著者名/発表者名: Kentaro Shoji, Tadanobu Takahashi, Kohta Kurohane, Koki Iwata, Takeshi Matsuoka, Shogo Tsuruta, Takatomo Sugino, Masaki Miyake, Takashi Suzuki, Yasuyuki Imai.
  • 雑誌名: Viral Immunol. 巻: 28 ページ: 170-178
  • DOI: 10.1089/vim.2014.0098
  • 査読あり
• [雑誌論文] Low-pH Stability of Influenza A Virus Sialidase Contributing to Virus Replication and Pandemic. (2015)
  • 著者名/発表者名: Tadanobu Takahashi and Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: Biol. Pharm. Bull. 巻: in press. ページ: in press.
  • DOI: in press.
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of Sulfatide in Influenza A virus Replication. (2015)
  • 著者名/発表者名: Tadanobu Takahashi and Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: Biol. Pharm. Bull. 巻: in press. ページ: in press.
  • DOI: in press.
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of glycans in viral infection. (2015)
  • 著者名/発表者名: Tadanobu Takahashi and Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: Sugar Chains 巻: 該当なし ページ: 71-93
  • 査読あり
• [雑誌論文] インフルエンザウイルスの新たな創薬や防疫戦略の開発をめざした研究 (2015)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸
  • 雑誌名: Aging＆Health 巻: 73 ページ: 38-41
• [雑誌論文] A novel immunochromatographic system for easy-to-use detection of group 1 avian influenza viruses with acquired human-type receptor binding specificity. (2014)
  • 著者名/発表者名: Yohei Watanabea, , et al.
  • 雑誌名: Biosens. Bioelectron. 巻: 65 ページ: 211-219
  • DOI: 10.1016/j.bios.2014.10.036
  • 査読あり
• [雑誌論文] Protecting-group-free Synthesis of Glycopolymers Bearing Sialyloligosaccharide and their High Binding with Influenza Virus. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tomonari Tanaka, Hideki Ishitani, Yoshiko Miura, Kenta Oishi, Tadanobu Takahashi, Takashi Suzuki, Shin-ichiro Shoda, Yoshiharu Kimura.
  • 雑誌名: ACS Macro Lett. 巻: 3 ページ: 1074-1078
  • DOI: 10.1021/mz500555x
  • 査読あり
• [雑誌論文] A novel method for detection of Newcastle disease virus with a fluorescent sialidase substrate. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tadanobu Takahashi, Maiko Takano, Takashi Agarikuchi, Yuuki Kurebayashi, Akira Minami, Tadamune Otsubo, Kiyoshi Ikeda, Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: J. Virol. Methods 巻: 209 ページ: 136-142
  • DOI: 10.1016/j.jviromet.2014.09.010
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Histochemical imaging of alkaline phosphatase using a novel fluorescent substrate. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tadanobu Takahashi, Tadamune Otsubo, Kiyoshi Ikeda, Akira Minami, Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: Biol. Pharm. Bull. 巻: 37 ページ: 1668-1673
  • DOI: 10.1248/bpb.b14-00456
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Terminal Sialic Acid Linkages Determine Different Cell Infectivities of Human Parainfluenza Virus Type 1 and Type 3. (2014)
  • 著者名/発表者名: Keijo Fukushima*, Tadanobu Takahashi* (*they contributed equally as first authors), Seigo Ito, Masahiro Takaguchi, Maiko Takano, Yuuki Kurebayashi, Kenta Oishi, Akira Minami, Tatsuya Kato, Enoch Y Park, Hidekazu Nishimura, Toru Takimoto, Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: Virology 巻: 464-465 ページ: 424-431
  • DOI: 10.1016/j.virol.2014.07.033
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] N-glycolylneuraminic Acid on Human Epithelial Cells Prevents Entry of Influenza A Virus with N-glycolylneuraminic Acid Binding Ability. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tadanobu Takahashi, Maiko Takano, Yuuki Kurebayashi, Midori Masuda, Sawako Kawagishi, Masahiro Takaguchi, Takashi Yamanaka, Akira Minami, Tadamune Otsubo, Kiyoshi Ikeda, Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: J. Virol. 巻: 88 ページ: 8445-8456
  • DOI: 10.1128/JVI.00716-14
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Imaging of influenza virus sialidase activity in living cells. (2014)
  • 著者名/発表者名: Yuuki Kurebayashi*, Tadanobu Takahashi* (*these authors contributed equally to this work), et al.
  • 雑誌名: Sci. Rep. 巻: 4 ページ: 4877
  • DOI: 10.1038/srep04877
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Histochemical fluorescent staining of Sendai virus-infected cells with a novel sialidase substrate. (2014)
  • 著者名/発表者名: Maiko Takano*, Tadanobu Takahashi* (*they contributed equally as first authors), Takashi Agarikuchi, Yuuki Kurebayashi, Akira Minami, Tadamune Otsubo, Kiyoshi Ikeda, Hiroaki Kanazawa, Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: Virology 巻: 464-465 ページ: 206-212
  • DOI: 10.1016/j.virol.2014.04.005
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] ウイルス感染における糖鎖の機能解明、Function of Glycochains in Virus Infection (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸
  • 雑誌名: 薬学雑誌 YAKUGAKU ZASSHI 巻: 134 ページ: 889-899
  • DOI: 10.1248/yakushi.14-00153
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] マウスにおけるビフィズス菌経口投与の抗インフルエンザ効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 川原知浩、高橋忠伸、田中良紀、嶋川真木、山村秀樹、鈴木 隆
  • 雑誌名: 腸内細菌学雑誌 巻: 28 (2) ページ: 88
  • 査読あり
• [雑誌論文] Binding of influenza viruses to glycans. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tadanobu Takahashi and Takashi Suzuki.
  • 雑誌名: Glycoscience: Biology and Medicine (Part IIIV, Microbial Glycobiology and Infection, Glycobiology: Role of Glycans in Infections) 巻: 該当なし ページ: 769-774
  • 査読あり
• [学会発表] 硫酸化糖脂質スルファチドのインフルエンザウイルス産生促進機構に関与するアポトーシスの解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸、高口仁宏、川上達矢、鈴木 隆
  • 学会等名: 日本薬学会第135年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-03-28
• [学会発表] シアリダーゼに対する染色用蛍光基質を用いたおたふく風邪ウイルスの検出 (2015)
  • 著者名/発表者名: 上り口 敬、高橋忠伸、鈴木千尋、紅林佑希、髙野舞子、福島圭譲、伊藤史恵、柴原乃奈、和田裕久、大坪忠宗、池田 潔、金澤寛明、南 彰、鈴木 隆
  • 学会等名: 日本薬学会第135年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] トリインフルエンザウイルス由来N9型ノイラミニダーゼの酸性領域における性状解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 田中大夢、高橋忠伸、紅林佑希、河岡義裕、鈴木 隆
  • 学会等名: 日本薬学会第135年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] ヒト細胞におけるNeu5Gc発現はインフルエンザウイルスの感染を抑制する (2015)
  • 著者名/発表者名: 紅林佑希、高橋忠伸、大坪忠宗、池田 潔、山中隆史、鈴木 隆
  • 学会等名: 日本薬学会第135年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] 異なる起源を持つグルコシダーゼの特異性定量化法の開発 (2015)
  • 著者名/発表者名: 大坪忠宗、南 彰、安藤 究、田口理紗、高橋忠伸、鈴木 隆、寺岡文照、池田 潔
  • 学会等名: 日本薬学会第135年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] ヒトI血液型抗原糖鎖はヒトパラインフルエンザ3型ウイルス感染における多核巨細胞形成を促進する (2015)
  • 著者名/発表者名: 鈴木千尋、高橋忠伸、福島圭穣、上り口 敬、早川拓哉、高野舞子、田口理紗、榛葉 すみか、南 彰、鈴木 隆
  • 学会等名: 日本薬学会第135年会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-03-27
• [学会発表] ウイルス酵素を利用したウイルスや感染細胞の簡便、迅速な検出試薬の開発とその応用 (2015)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸
  • 学会等名: 東京バイオマーカー・イノベーション技術研究組合 第4回研究交流フォーラム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2015-02-02
  • 招待講演
• [学会発表] ヒトパラインフルエンザウイルスの感染を制御する細胞上の末端シアル酸結合様式 (2015)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸
  • 学会等名: 4th Negative Strand Virus-Japan
  • 発表場所: 沖縄
  • 年月日: 2015-01-20
• [学会発表] インフルエンザウイルスHAとSulfatideとの理論的相互作用解析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 藤田 侑、高橋忠伸、池田潔、鈴木隆、常盤広明
  • 学会等名: 4th Negative Strand Virus-Japan
  • 発表場所: 沖縄
  • 年月日: 2015-01-20
• [学会発表] インフルエンザウイルスの新たな創薬・防疫戦略の開発をめざした糖鎖科学の研究と利用技術の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸
  • 学会等名: 公益財団法人 長寿科学振興財団 第15回若手研究者表彰式
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2014-11-26
  • 招待講演
• [学会発表] インフルエンザウイルスのアポトーシス誘導におけるsulfatideの関与 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸、鈴木 隆
  • 学会等名: 平成26年度 中部乳酸菌研究会
  • 発表場所: 長野県長野市
  • 年月日: 2014-11-24
• [学会発表] Protecting-group-free Synthesis and Binding with Influenza Virus of Glycopolymers Bearing Sialyloligosaccharides. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tomonari Tanaka, Hideki Ishitani, Yoshiko Miura, Kenta Oishi, Tadanobu Takahashi, Takashi Suzuki
  • 学会等名: Society for Glycobiology & Japanese Society of Carbohydrate Research 2014 Joint Annual Meeting
  • 発表場所: Honolulu, Hawaii
  • 年月日: 2014-11-17
• [学会発表] N-グリコリルノイラミン酸に結合性をもつインフルエンザウイルスにおいてヒト細胞に発現したN-グリコリルノイラミン酸の受容体機能の評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸、紅林佑希、山中隆史、鈴木 隆
  • 学会等名: 第62回日本ウイルス学会学術集会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2014-11-11
• [学会発表] インフルエンザA 型ウイルスのヘマグルチニンのスルファチド結合機構の解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 大石健太、高橋忠伸、藤田侑、常盤広明、鈴木 隆
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2014
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2014-11-09
• [学会発表] 2013 年に中国でヒトに感染したH7N9 型トリインフルエンザA 型ウイルスのノイラミニダーゼの性状解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 田中大夢、高橋忠伸、紅林佑希、河岡義裕、鈴木 隆
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2014
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2014-11-09
• [学会発表] ヒト細胞上に発現したNeu5Gc はインフルエンザウイルスの感染を抑制する (2014)
  • 著者名/発表者名: 紅林佑希、高橋忠伸、大坪忠宗、池田 潔、山中隆史、鈴木 隆
  • 学会等名: 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2014
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2014-11-09
• [学会発表] N-glycolylneuraminic Acid on human cells prevents entry of influenza A viruses that possess N-glycolylneuraminic Acid binding ability. (2014)
  • 著者名/発表者名: Yuuki Kurebayashi, Tadanobu Takahashi, Takashi Yamanaka, Takashi Suzuki
  • 学会等名: 第19回静岡健康・長寿学術フォーラム
  • 発表場所: 静岡県沼津市
  • 年月日: 2014-11-07
• [学会発表] Analysis of sulfatide binding mechanism of influenza A virus. (2014)
  • 著者名/発表者名: Oishi Kenta, Tadanobu Takahashi, Takashi Suzuki
  • 学会等名: The 2nd International Conference on Pharma-Food (ICPF 2014)
  • 発表場所: Shizuoka
  • 年月日: 2014-11-06
• [学会発表] Characterization of the NA of H7N9 avian influenza A virus isolated from humans in China, 2013. (2014)
  • 著者名/発表者名: Hiromu Tanaka, Yuuki Kurebayashi, Tadanobu Takahashi, Takashi Suzuki
  • 学会等名: The 2nd International Conference on Pharma-Food (ICPF 2014)
  • 発表場所: Shizuoka
  • 年月日: 2014-11-06
• [学会発表] Terminal sialic acid linkages determine different cell infectivities of human parainfluenza virus type 1 and type 3. (2014)
  • 著者名/発表者名: Keijo Fukushima, Tadanobu Takahashi, Seigo Ito, Masahiro Takaguchi, Maiko Takano, Yuuki Kurebayashi, Kenta Oishi, Akira Minami, Takashi Suzuki
  • 学会等名: The 2nd International Conference on Pharma-Food (ICPF 2014)
  • 発表場所: Shizuoka
  • 年月日: 2014-11-06
• [学会発表] Histochemical Fluorescent Visualization of Influenza Virus Sialidase activity. (2014)
  • 著者名/発表者名: Tadanobu Takahashi, Yuuki Kurebayashi, Tadamune Otsubo, Kiyoshi Ikeda, Shunsaku Takahashi, Maiko Takano, Takashi Agarikuchi, Tsubasa Sato, Yukino Matsuda, Akira Minami, Hiroaki Kanazawa, Yuko Uchida, Takehiko Saito, Yoshihiro Kawaoka, Toshihiro Yamada, Fumihiko Kawamori, Robin Thomson, Mark von Itzstein, Takashi Suzuki
  • 学会等名: The 11th Japan-China International Symposium on Health Sciences
  • 発表場所: Shizuoka
  • 年月日: 2014-11-05
• [学会発表] N-グリコリルノイラミン酸を発現させたヒト細胞においてN-グリコリルノイラミン酸に結合性をもつインフルエンザウイルスの感染性は抑制される (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸、高野舞子、紅林佑希、益田 碧、川岸佐和子、高口仁宏、山中隆史、南 彰、大坪忠宗、池田 潔、鈴木 隆
  • 学会等名: 第87回日本生化学会大会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2014-10-18
• [学会発表] Synthesis of Glycopolymers Bearing N-Glycan and Their Binding with Influenza Virus. (2014)
  • 著者名/発表者名: Hideki Ishitani, Tomonari Tanaka, Yoshiko Miura, Kenta Oishi, Tadanobu Takahashi, Takashi Suzuki
  • 学会等名: Kyoto International Symposium on Neo Fiber Technology
  • 発表場所: Kyoto
  • 年月日: 2014-10-03
• [学会発表] インフルエンザウイルスのシアリダーゼ活性を利用した感染細胞の蛍光染色剤の開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸、南 彰、大坪忠宗、池田 潔、鈴木 隆
  • 学会等名: USフォーラム2014（ハイライト口頭発表）
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2014-09-25
• [学会発表] 2009年パンデミックインフルエンザウイルスのノイラミニダーゼの性状解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸、河岡義裕、鈴木 隆
  • 学会等名: USフォーラム2014（ハイライト紙面発表）
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2014-09-25
• [学会発表] ヘマグルチニンを標的とした新規抗インフルエンザ薬の創製 (2014)
  • 著者名/発表者名: 鈴木 隆、高橋忠伸、大場 舞、小郷尚久、浅井章良、小和田 和弘、池田 潔、常盤広明
  • 学会等名: USフォーラム2014（ハイライト紙面発表）
  • 発表場所: 静岡
  • 年月日: 2014-09-25
• [学会発表] シアル酸含有オリゴ糖を用いる糖鎖高分子合成とインフルエンザウイルスとの結合評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 石溪秀樹、田中知成、三浦佳子、大石健太、高橋忠伸、鈴木隆
  • 学会等名: 第63回高分子討論会
  • 発表場所: 長崎
  • 年月日: 2014-09-25
• [学会発表] インフルエンザウイルスと結合するシアリルオリゴ糖含有糖鎖高分子の合成と機能評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 田中知成、石溪秀樹、三浦佳子、大石健太、高橋忠伸、鈴木 隆
  • 学会等名: 第33回日本糖質学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2014-08-10
• [学会発表] シアル酸蛍光プローブを用いたインフルエンザウイルス検出法の確立 (2014)
  • 著者名/発表者名: 紅林佑希、高橋忠伸、高野舞子、高橋俊策、上り口 敬、大坪忠宗、池田 潔、南 彰、金澤寛明、Mark von Itzstein、鈴木 隆
  • 学会等名: 第33日本糖質学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2014-08-10
• [学会発表] 末端シアル酸結合様式はヒトパラインフルエンザウイルスの感染を制御する (2014)
  • 著者名/発表者名: 福島圭穣、高橋忠伸、伊藤誓悟、高口仁宏、高野舞子、紅林佑希、大石健太、南 彰、加藤竜也、朴 龍洙、西村秀一、滝本 徹、鈴木 隆
  • 学会等名: 第33日本糖質学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2014-08-10
• [学会発表] 呼吸器ウイルス感染におけるウイルス糖タンパク質および糖鎖の役割解明 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸
  • 学会等名: 第33回日本糖質学会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2014-08-10
  • 招待講演
• [学会発表] 蛍光性顔料色素を用いたシアリダーゼ基質の合成とシアリダーゼ活性の可視化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 大坪忠宗、南 彰、高橋忠伸、金澤寛明、鈴木 隆、寺岡文照、池田 潔
  • 学会等名: 日本ケミカルバイオロジー学会第９回年会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2014-06-12
• [学会発表] マウスにおけるビフィズス菌経口投与の抗インフルエンザ効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 川原知浩、高橋忠伸、田中良紀、嶋川真木、山村秀樹、鈴木 隆
  • 学会等名: 第18回 腸内細菌学会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2014-06-11
• [学会発表] インフルエンザウイルスノイラミニダーゼのシアル酸分子種認識性の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 紅林佑希、高橋忠伸、鵜沼沙織、南 彰、山中隆史、大坪忠宗、池田 潔、鈴木 隆
  • 学会等名: 第78回 日本生化学会中部支部例会・シンポジウム
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2014-05-24
• [学会発表] シアリダーゼを有するウイルスの感染細胞を簡便・迅速に視覚化する蛍光プローブの開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 高橋忠伸、紅林佑希、高野舞子、上り口 敬、南 彰、大坪忠宗、池田 潔、金澤寛明、鈴木 隆
  • 学会等名: 第78回 日本生化学会中部支部例会・シンポジウム
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2014-05-24
• [備考] 静岡県立大学 薬学部 生化学分野 ホームページ
  • URL: http://w3pharm.u-shizuoka-ken.ac.jp/~biochem/index.html
• [備考] 平成26年度 教員の受賞一覧 （静岡県立大学 公式 ホームページ）
  • URL: http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/outline/award/index.html
• [備考] 薬学部教員の論文が学術雑誌の表紙を飾る （静岡県立大学 公式 ホームページ）
  • URL: http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/news_20141002a/index.html
• [備考] インフルエンザウイルスの感染細胞を簡便・迅速可視化に成功 （静岡県立大学 公式 ホームページ）
  • URL: http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/news20140502/index.html
• [備考] 本学薬学部教員がTOBIRA奨励賞を受賞 （静岡県立大学 公式 ホームページ）
  • URL: http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/news20150204/index.html
• [産業財産権] 新規化合物及び該化合物を含む蛍光組成物 (2015)
  • 発明者名: 鈴木 隆、高橋忠伸、南 彰、池田 潔、大坪忠宗
  • 権利者名: 鈴木 隆、高橋忠伸、南 彰、池田 潔、大坪忠宗
  • 産業財産権種類: 特許
  • 産業財産権番号: 特願2015-18871
  • 出願年月日: 2015-02-02