摘出心において、KCNQ1(心臓の興奮性に対して重要な役割を有するK+チャネル)の細胞膜発現量の変化をリアルタイムで可視化できる系を確立することを目的に研究を行なった。 1.pHluorin(pH感受性が高いGFP変異体)とKCNQ1を融合させたコンストラクトを作製し、α1受容体刺激によってKCNQ1のエンドサイトーシスを起こし検討した。エンドサイトーシスによって酸性環境に置かれるため、pHluorinの蛍光が減弱することが期待されたが、顕著な変化は認められなかった。 2.よりpH感受性の高い変異体を得る目的で、大腸菌の系を用いてスクリーニングを開始したが、目的の変異体はまだ得られていない。
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