研究課題
近年、ES細胞の多能性を規定する因子として発見された4つの因子が、全て転写因子であったことから、転写因子による遺伝子発現制御の重要性が再認識されている。本研究では転写因子による遺伝子発現制御の解明を目的に、さまざまな転写因子によっての転写調節領域に特異的にリクルートされる転写のコアクチベーターやクロマチン制御因子を網羅的に同定する方法の確立を行った。本研究遂行によって、転写制御因子の1つメディエーター複合体が、サブユニットMed26を介して、2つの異なる転写伸長因子複合体Super elongation complex(SEC)とLittle elongation complex(LEC)を、それぞれ異なるタイプの遺伝子領域にリクルートすることが明らかとなった。【Takahashi H, et. al. Nature communications 2015】。Med26がどのようなメカニズムによって、2つの異なる転写伸長因子複合体を異なる遺伝子領域にリクルートするのかについて明らかにすることが今後の課題となる。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 3件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)
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