研究実績の概要 |
昨年度は、スプライソソームの構成因子であるU1, U2, U4, U6 snRNAに対するアンチセンスオリゴを用いてこれらの機能を阻害し、その際の遺伝子発現パターンの変化を観察したが、今年度は、スプライシングを阻害する低分子化合物を用いて同様の実験を行った。この際、U2をターゲットとする化合物と、U4/U6・U5をターゲットとする二つの化合物を用い、その効果の比較を行った。すると、U4/U6・U5をターゲットとした場合にのみ、非常に顕著な遺伝子発現パターンの変化を観察することができた。
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