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2015 年度 実績報告書

性行動を司る視床下部腹内側核内転写ネットワークの解明

研究課題

研究課題/領域番号 26670145
研究機関九州大学

研究代表者

嶋 雄一  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80425420)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード核内受容体 / 転写 / 神経
研究実績の概要

昨年度に引き続き、VMHニューロンの単離条件を検討したところ、当初の見込みより大幅に少ないながらも、細胞を回収することに成功した。そこで、この少数の細胞を材料としてtotal RNAを抽出し、mRNA-sequence解析を行った。その結果、雌雄間で発現差のある遺伝子の抽出に成功した。抽出された遺伝子群を用いてGene Ontology解析を行ったが、遺伝子群の機能に明らかな傾向は認められなかったことから、個々の遺伝子に着目した機能解析が必要になると考えられる。この点に関しては研究期間中に解析が及ばなかったため、今後の研究課題としたい。
ゲノム編集技術を応用し、Ad4tagマウスの作成準備に着手した。しかしながら、培養細胞を用いた予備実験の段階で目的のDNA断片のゲノムへの組み換えが検出されなかった。このため、ガイドRNA配列(ゲノム編集の標的配列)を変更し、検討を行っている段階である。残念ながらAd4tagマウスの作出に至らなかったため、最終目的のクロマチン免疫沈降物の大規模シークエンスを行うこともできなかった。
遺伝子発現解析に関しては一定の成果が得られたため、詳細な解析を加えて今後発表する予定である。Ad4tagマウスの作出と、これを用いた標的配列の同定には至らなかったため、今後別の研究計画として研究経費を獲得し継続課題としたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] Fetal Leydig Cells Persist as an Androgen-Independent Subpopulation in the Postnatal Testis2015

    • 著者名/発表者名
      Shima Y, Matsuzaki S, Miyabayashi K, Otake H, Baba T, Kato S, Huhtaniemi I, Morohashi K
    • 雑誌名

      Mol Endocrinol

      巻: 29 ページ: 1581-1593

    • DOI

      10.1210/me.2015-1200

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり

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公開日: 2017-01-06  

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