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2015 年度 実施状況報告書

CXCL12をターゲットとした新規MDS治療モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26670186
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

阿部 志保  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (30632111)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード造血幹細胞ニッチ / 骨髄異形成症候群 / CXCL12
研究実績の概要

産前産後の休暇又は育児休業の取得に伴い、補助事業を平成27年3月17日から平成28年2月29日まで中断した。なお、平成28年3月1日に事業を再開した後、平成28年3月末までの期間については、これから細胞実験に用いる予定の細胞株の起こし直しなど、研究再開に向けた事前準備を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

産前産後の休暇又は育児休業の取得に伴い、補助事業を平成27年3月17日から平成28年2月29日まで中断した。そのため、当初平成27年度中に施行する予定であった研究内容に遅れが生じており、進捗状況については「やや遅れている」と評価する。なお、中断による事業の遅延については、補助事業を1年間延長することにより、平成27年度中に施行予定であった、ヒトCXCL12産生性骨髄間質細胞と血球細胞の共培養実験や、薬剤耐性に関する検討、マウス骨髄移植モデルを用いた検討など行う予定である。

今後の研究の推進方策

腫瘍とニッチの相互作用については、H26年度に達成した研究内容を踏まえ、さらに検討内容を深めるために、ヒトCXCL12産生性骨髄間質細胞と血球細胞株を用いた共培養実験を行う予定である。内容としては、血球細胞側のアポトーシス応答のみならず、血球細胞が間質細胞側に与える影響についても検討を加える予定である。また薬剤耐性についてはAra-Cといった抗癌剤を加えた時の血球のアポトーシス応答について、共培養の系を用いてCXCL12産生性間質細胞との相互作用の影響を検討する。また、ヒトMDS骨髄ないし非腫瘍性骨髄検体由来のCD34陽性血球細胞とCXCL12陽性細胞を用いたマウス骨髄移植モデル実験についても順次施行予定であり、MDSの病態におけるCXCL12陽性細胞の関連性についてさらに解析を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

産前産後の休暇又は育児休業の取得により平成27年3月17日~平成28年2月29日まで補助事業を中断しており、平成27年度の支出(直接経費)が0円であった。そのため補助事業期間を1年延長しており、次年度使用額が生じた。補助事業期間延長承認済み(2016年3月16日)

次年度使用額の使用計画

細胞共培養関連用品や試薬、ウェスタンブロット・PCR・FACS関連の試薬、マウス購入および飼育費のほか、学会への旅費、論文掲載料などとして使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] CXCL12+ stromal cells as none marrow niche and their association with disease progression in myelodysplastic syndromes2015

    • 著者名/発表者名
      北川昌伸、阿部志保、倉田盛人、阿部晋也、大西威一郎、桐村進、山本浩平
    • 学会等名
      第74回日本癌学会総会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場(名古屋)
    • 年月日
      2015-10-09
  • [備考] 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科包括病理学分野ホームページ

    • URL

      http://www.tmd.ac.jp/med/pth2/pth2-J.html

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公開日: 2017-01-06  

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