研究課題
自己免疫疾患に対する感受性は、ヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen;HLA)(もしくは主要組織適合性抗原(Major Histocompatibility Complex, MHC))の多型と非常に強く関連する。申請者らは先行研究において自己免疫疾患(1型糖尿病)感受性HLAクラスIIアリルが不安定なタンパク質をコードすることをこれまでに報告した。この知見は、HLAタンパク質不安定性が自己免疫疾患発症の主要因の一つであることを強く示唆する。本研究の目的は、この可能性を検証するための疾患モデルマウスを構築することである。平成26年度は、計画していたモデルマウスの構築に着手した。
2: おおむね順調に進展している
計画していたモデルマウス構築を順調に進めることが出来ている。
申請書の研究計画通りに順調に研究が進展している。今後も当初の計画に沿って研究を進める。
モデルマウス構築に想定以上に時間を要したために、マウス構築および維持の費用、およびマウス維持と解析に関わる人件費を次年度に使用することとしたため。
マウス構築、維持にかかる費用および、人件費として使用する。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
J Clin Invest
巻: 125 ページ: 275-291
10.1172/JCI74961
Sci Rep
巻: 4 ページ: 4862
10.1038/srep04862