自己免疫疾患は遺伝的背景に強く影響され、なかでもヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen;HLA)(もしくは主要組織適合性抗原(Major Histocompatibility Complex, MHC))領域は最も強い感受性領域である。しかしHLAが自己免疫疾患を引き起こす仕組みは解明されていない。申請者らは、マウスMHCを改変することで、自己免疫疾患とHLAとの関連の機序を明らかにしようと考えた。H28年度は新たに樹立したモデルマウスのライン化、H27年度に樹立したモデルマウスの表現型の測定および免疫系の解析を行った。これらの結果について、現在、投稿準備中である。
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