研究課題/領域番号 |
26670244
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
朝元 雅明 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30647946)
|
研究分担者 |
伊藤 伸子 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80332609)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 海外学会発表 / 解析方法の標準化 / 論文 |
研究実績の概要 |
・麻酔科医師へのホルター心電計装着につき、研究倫理委員会へ実験計画を提出。業務中の心電計測定を開始した。
・心拍変動解析における短時間の解析手法の標準化のため、m-ECT(電気通電療法)を手術室で受ける患者を対象として、retrospectiveに心電図を解析し交感神経・副交感神経の興奮を調べた。従来の報告に合う自律神経興奮の順番が見いだされ、また新知見として交感神経・副交感神経の興奮開始・持続時間が得られたため、アメリカ麻酔学会にて報告した。この知見はm-ECTを受けることによる自律神経変動の時間経過を明らかにし、危険を避けるための循環作動薬使用法につながる臨床的に意義のあるものである。本研究は論文投稿準備中。またこの研究の過程で、心拍変動解析の標準化を行うことが出来た。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究計画へ記載した 1. パイロット・データベースの作成 2. HRV測定の標準化
いずれも研究に着手し、一定の成果が得られている。 2を実施する過程で、m-ECTを受ける患者にとって有益な新知見が得られたため、海外学会にて報告を行い論文執筆中。
|
今後の研究の推進方策 |
当初の実験計画通りデータ蓄積を進めつつ、ストレス負荷の分析を進める。
|