研究成果は以下の2つに大別できる。 一つはデータベースとパスウエイ解析を使った研究シミュレーション実習の確立と、この実習がバイオインフォマティクスのための有効な教育手段であることの証明である。福井大学医学系研究科博士課程において試行した結果は、バイオインフォマティクス専門家が不在の大学でも、短期で実施可能な実習として成立することを示した。さらに、良好な教育効果も得られた。 もう一つは大学連携による実習教育システムの構築である。大学横断型技術研修会の組織を使い、ウエブ会議を利用して大学間で行う遠隔実習を可能にした。研究シミュレーション実習技術の拡散と普及のためのシステムとして利用を予定している。
|