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2014 年度 実施状況報告書

非アルコール性脂肪性肝炎を自然発症する新規モデル動物を利用した診断マーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 26670273
研究機関筑波大学

研究代表者

鬼澤 浩司郎  筑波大学, 医学医療系, 教授 (60194578)

研究分担者 蕨 栄治  筑波大学, 医学医療系, 講師 (70396612)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワードNASH
研究実績の概要

本年度はDKOマウスがNASHを発症する32週齢,およびより病態の進行した62週齢のマウスの血清を用いて以下のように解析した.等電点電気泳動サンプルをImmobiline DryStrip gel (pH 3-10 non-linear, 13cm, GEヘルスケア)にアプラ イし,5時間ゲルの膨潤を行った.膨潤後のゲルをフォーカシングトレイにセットし,PROTEAN IEF Cell (Bio-Rad)にて等電点電気泳動を行った.等電点電気泳動後のストリップゲルを平衡化バッファー(6 M urea, 20% glycerol, 2% DTT, 2% SDS, 100 mM Tris-HCl, pH8.8)に完全に浸し,45分間振とうして平衡化した.平衡化したゲルを10-18%ポリアクリルアミドグラジエントゲル(16 cm× 16 cm,バイオクラフト)にセットし,25 mA/枚 Constant Currentにて電気泳動を行った.泳動先端がゲル下端に到達した時 点で電気泳動を終了した.電気泳動後のゲルは固定液(10%メタノール,7%酢酸溶液)で30分間振とう後,SYPRO Ruby (Molecular Probe)にて遮光下 で一晩染色した.染色後のゲルは10%メタノール,7%酢酸溶液で十分洗浄した.電気泳動画像はMolecular Imager FX(Bio- Rad)を用いて取得した.二次元電気泳動の画像解析はPDQuest ver.7.30 (Bio-Rad)を用いて行った.野生型マウスとパターンの比較をして再現性を持って(n=3)増減するスポットを抽出した.その結果,有意にDKOマウスで発現の増加するものとして15スポット,減少するものとして10スポットが抽出された.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

再現性良くNASHマーカーになりうるDKOマウスのみで増減するタンパク質が25個得られた.

今後の研究の推進方策

25個のタンパク質について質量分析を行い,タンパク質の同定を同定する,ELISAアッセイ系を構築し,診断マーカーとしての妥当性を検証する.

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公開日: 2016-05-27  

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