研究成果の概要 |
質の高い臨床研究は、多数の遺伝子解析が必須であり、迅速かつ安価な遺伝子解析法の開発が急務である。本研究では、小児急性骨髄性白血病(AML)の予後に関連性の高い遺伝子を選別し、卓上型次世代シーケンサーを用いて、予後予測パネルの作成を行った。小児AMLの初発、寛解、再発検体よりDNAを抽出し、Agilent社のHaloplex カスタマイズドパネルを用い、約150遺伝子を選定した。8例を解析し、4例からIKZF, KRAS, GATA1, KIT, PU.1の遺伝子異常が検出され、残りの4例からもSH2B3, SMARCB2のlarge deletionが検出された。今後、多数例で解析を行う。
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