本研究の目的はモバイルガンマカメラ(MGC)を用いて腔内照射中の形態画像上4次元線量分布を可視化する方法の基礎的事項について研究することである。モンテカルロシミュレーションを用いて子宮頸がん腔内照射の構築を行い、臨床のCT画像と水ファントムとの線量分布を比較した結果、アプリケータの周りで線量分布に誤差があることを発見した。また、MGCを用いて腔内照射中における患者体内情報を可視化する方法を考案した。さらに、毎回の治療の間での位置変位に関して2次元より3次元治療計画の方が計画評価線量指標に与える影響が小さいことを示した。
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