研究課題
挑戦的萌芽研究
低出生体重児の概念を既存データや文献情報を用いて再検証した。出産(ないし出生)体重(1,000g以上)2,500g未満の場合、多胎児は単胎児よりも予後が良好であり、この傾向は1,500g以上2,000g未満で顕著であった。この結果は、単胎児と多胎児では胎内低栄養の中長期的影響が異なる可能性を示唆する。多胎児に関しては、出生体重2,500g未満という基準だけで画一的に行われる低出生体重児としての保健指導の改善が必要である。
医歯薬学