繊維状粒子状物質とエンドトキシンとの複合曝露が、インフラマゾームを介したサイトカイン産生に及ぼす影響について調べるた。まず、粒子状物質が貪食レセプターを介して、貪食作用だけでなくマクロピノサイトーシスによっても細胞内に取り込まれることを明らかにした。また、マクロファージに、繊維状二酸化チタン粒子、リポポリサッカライド、あるいは両者を添加し、同時投与で成熟IL-1betaの分泌が特異的に上昇すること、リソゾームの機能低下により、LC3-Iの脂質付加体であるLC3-II、p62/SQSTM1が上昇したことから, インフラマゾーム形成にオートファジーが関与していることを明らかにした。
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