佐賀大学医学部附属病院時間外救急外来において、救急搬送、小児、紹介を除いた初診患者を、平成25年度からの2年間で2,099症例登録した。患者の主訴と施行した検査を記録して解析した。26種の主訴の内「排尿、耳と聴覚、動悸、しびれ、その他の呼吸器症状、その他の消化器症状、発熱」は半数以上で検査を施行することなく帰宅可能と判断されており、中小医療機関の時間外診療でも受入可能である可能性が高いと考えた。逆に「運動麻痺と構音障害、吐血と下血」は緊急入院率が非常に高く、「その他の外傷、意識消失発作」はCTや専門医へのコンサルテーションを必要とする場合が多く、中小医療機関での受入困難な場合が多いと考えた。
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