研究課題
挑戦的萌芽研究
ヒトの口の中から、綿棒でこすった先に着いてくる細胞を用いて、そこに数種類の遺伝子を入れることによって、肝臓の中にある胆管細胞を作成する研究を行いました。遺伝子導入は上手くいき、細胞の形質転換をすることができましたが、残念ながら胆管上皮という性質を獲得するには至りませんでした。しかし、類縁細胞の膵管上皮細胞で認められるアミラーゼ産生が確認されたため、もう少しの工夫で目的の細胞にいたる可能性は高いと思います。
消化器病学