大腸などのがんに特異的に発現し、再生など大腸幹細胞活性時に上昇する、エピレギュリンに対する抗体(9E5)を作成した。エピレギュリン高発現大腸がん細胞株を用いると、エピレギュリン抗体が、効率的に、エンドサイトーシスにより取り込まれることが確認された。 これを利用してマウスのインビボイメージングを行った。エピレギュリン高発現細胞の担がんマウスを作成し、9E5抗体を、近赤外波長のインドシアニングリーンで標識し、尾静脈から投与することにより、腫瘍特異的に集積することが確認され、特異的なイメージングに使用できることが明らかになった。これを診断、さらに治療に応用するように検討中である。
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