研究課題/領域番号 |
26670381
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
竹原 徹郎 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70335355)
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研究分担者 |
疋田 隼人 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20623044)
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連携研究者 |
牧野 祐紀 大阪大学, 大学院医学系研究科, 医員 (60771334)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | Kras / CTGF / 発癌 |
研究成果の概要 |
Kras変異肝発癌モデルマウスの腫瘍部でCTGFの発現上昇を認め、Ras/Mek/Erk経路の活性化によるCTGF発現上昇が示唆された。このマウスから肝細胞特異的にCTGFを欠損させると腫瘍径、腫瘍個数、肝重量体重比は低下し、組織学的分化度は改善した。ヒト肝細胞癌切除検体においても腫瘍部でCTGF発現は上昇し、肝癌の悪性度に関連していた。CTGFを強制発現させた肝癌細胞株は、単独ではcell viabilityやxenograftモデルでの腫瘍体積に変化を認めなかったが、肝星細胞と混合下ではこれらは増加した。CTGFは肝癌細胞と肝星細胞の腫瘍-間質反応に関与して癌の進展を促進すると考えられた。
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自由記述の分野 |
肝臓病学
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