下垂体腫瘍の成因解明、創薬を目的とした本研究において以下の内容を行った。まず機能性下垂体腫瘍のデータベース、サンプルのライブラリーを構築した。先端巨大症については、既知の原因遺伝子変異の有無を日本人症例において包括的に解析し、その特徴について論文で報告した。クッシング病については、腫瘍のマイクロアレイ解析とともに初代培養系を用いて分子標的薬のスクリーニングを行った。また機能性下垂体腫瘍症例における病態解析の臨床研究を行い論文で報告した。さらにヒトiPS細胞から下垂体分化へのプロトコールを確立した。本研究期間中に15の英文論文、13の和文論文を報告した。
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