これまでのin vivo研究での知見は主に神経傷害型ミクログリアを観察することが多く、神経保護性に関するミクログリア活性は不明であった。活性化ミクログリアのタイプとそれら疾患の病態と関連も不明であり、脳内ミクログリア活性の画像的動態モニタリングが待たれていた。我々は、ミクログリア活性の動態評価をin vivoでMRIとPETにより行うことのできる評価系、すなわち、MRIを用いたfractalkine産生依存性MRプローブの作製とPETと用いた活性化ミクログリアCB2受容体リガンドのin vivo二重生体画像法を開発し評価した。いずれの画像法もより選択性のあるプローブ改良が望まれた。
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