研究課題
挑戦的萌芽研究
糖鎖は、細胞識別やタンパク質の品質管理などの生体情報伝達を担う高分子である。しかし、糖鎖がうつ病の病態にどのように関与しているかはほとんど分かっていない。急性期うつ病患者、寛解期うつ病患者、健常者の3群で、血漿タンパク質の糖鎖解析をレクチンアレイを用いて行ったところ、うつ病寛解期で健常者と比べて有意に結合性が異なるレクチンが同定された。うつ病モデルマウス血漿タンパク質の網羅的な糖鎖解析を行い、うつ患者サンプルの結果と比較し、ストレス依存的に結合性が変化するレクチンを同定した。
精神医学